【SCAJ2025】今年もアジア最大級のコーヒーイベントへ行ってきました!

こんにちは。皆さん、お元気でしょうか?
私は先日、お店の定休日を利用して、東京ビッグサイトで開催された「SCAJ2025(スペシャルティコーヒー アソシエーション オブ ジャパン)」の展示会に行ってきました。

SCAJは、アジア最大級のスペシャルティコーヒーイベント。

焙煎士、バリスタ、輸入業者、器具メーカーなど、コーヒー業界のあらゆるプロフェッショナルが一堂に会する、年に一度の大イベントです。
私も毎年楽しみにしており、今年もたくさんの刺激と学びを得ることができました。

今回はつくばからの参加ということもあり、東京ビッグサイトまでの道のりが少し遠く感じましたが、その分、会場に着いたときのワクワク感もひとしおでした。

今年の目的は「新しい豆との出会い」

昨年は、お店の開業準備の真っ只中。
そのため、会場では主に設備や器具、資材関係の情報収集を中心に動いていました。

そして今年。開業して4ヶ月が経ち、お店の方向性も少しずつ見えてきた今、視点はより「商品の質」や「提供価値」へと移ってきました。
今回は、新しいコーヒー豆や、面白い仕入れルートとの出会いを目的に、じっくりと各ブースを回ってきました。

中でも印象的だったのは、いくつかのマイクロロット豆の試飲。
産地ごとの特徴がしっかりと感じられ、味わいの幅の広さに改めて驚かされました。
こうした「まだ知らない豆」に出会えるのも、SCAJならではの楽しみですね。

知り合いとの再会と、コーヒーを語る時間

会場では、偶然知り合いにも会うことができ、短い時間でしたが、近況を報告し合いながら、コーヒー談義に花が咲きました。
普段は店舗にこもっていることが多く、他のコーヒー関係者と直接会って話す機会はなかなかありません。
だからこそ、こうした時間はとても貴重で、励みにもなります。

もともと会社員時代には、技術系の展示会などに頻繁に参加していましたが、独立してからはイベントへの外出もかなり減りました。
久々に大規模な会場を長時間歩き回ったので、正直少し疲れましたが、それでも得られた情報や刺激は、それ以上に大きなものでした。

竹内由恵さんとの素敵なひととき

会場では、最近カフェを開業された竹内由恵さんにもお会いでき、少しだけお話する機会がありました。
試飲用のコーヒーもいただき、とても丁寧にご対応いただきました。

同じ年にお店を始めた「同業者」として、自然と応援したい気持ちが湧いてきましたし、自分ももっと頑張らないと…と背筋が伸びる思いでした。
いただいた一杯のコーヒーを噛みしめながら、そんなことを静かに感じていました。
ありがとうございました。

変化する業界と、変わらない想い

ここ数年、コーヒー豆の価格は高騰を続けており、私たちのような小規模ロースターにとっては厳しい状況が続いています。
それでも、お客様に「美味しい」と言っていただける一杯を提供するために、日々工夫と努力を重ねています。

今回のSCAJでは、そんな困難な時代の中でも、創意工夫を凝らし、前向きに取り組んでいる多くの業者や仲間たちの姿を見ることができ、「自分も負けていられない」と強く感じました。

最後に

展示会からの帰り道、身体は少しクタクタでしたが、心はとても満たされていました。
やっぱり、現場で直接“体感”することは大切ですね。
五感を使って味わい、対話し、感じたことは、これからの店づくりや焙煎のヒントとして、必ず活きてくると信じています。

これからも、日々の一杯に丁寧に向き合いながら、お客様に心から喜んでいただけるコーヒーを追求していきたいと思います。
また来年のSCAJも、きっと新しい発見と出会いがあるはず。
それを楽しみに、明日からまた前を向いてがんばります!

それでは、また次回のブログでお会いしましょう。

夏の終わりと秋の始まりの旅 〜カメラとともに季節を感じる〜

こんにちは。
朝晩は少しずつ涼しくなり、季節の移ろいを肌で感じる今日この頃。

皆さん、いかがお過ごしでしょうか?

気がつけば、夏の喧騒が少しずつ遠ざかり、秋の気配がゆっくりと近づいてきています。

私はこの季節の変わり目がとても好きです。

空の色や風の匂い、虫の声…どれも少しずつ表情を変え始め、まるで自然が新しい物語を語り出すような、そんな感覚に包まれます。

そんな中、今週は少しまとまったお休みが取れたので、以前から気になっていた「国営ひたちなか海浜公園」へ足を運んできました。

もちろん、愛用のカメラとレンズを携えて──。この季節ならではの風景を切り取るための、いわば小さな”撮影の旅”です。

前日のワクワク感は、まるで遠足のよう

旅行や撮影に出かける前の夜って、何歳になっても特別なワクワク感がありますよね。
「どのカメラを持っていこうか?」

「あのレンズはどうだろう?」

「あの場所で撮ってみたい」

そんなふうに考えながら機材を準備している時間も、私にとっては旅の一部であり、最高の癒し時間なんです。

きっと写真が趣味の方なら共感していただけると思うのですが、こういう時間って、ただ”考えるだけ”で満たされていくんですよね。

写真と珈琲に囲まれて暮らすということ

私の生活の中心には、「写真」と「珈琲」という二つの趣味があります。
自然の中でシャッターを切る時間も、静かな部屋で珈琲を丁寧に淹れる時間も、どちらも私にとってはとても大切で、心を整えてくれる大事な習慣です。

もちろん、日々忙しいこともありますし、全てが順調なわけではありません。

それでも、自分の好きなことに向き合う時間があるというだけで、日常は少しずつ色づいていくものです。

好きな趣味があるというのは、心の拠りどころになりますね。皆さんは、どんなことに癒しを感じていますか?

旅の記録

今回のひたちなか海浜公園での写真を紹介できればと思っています。
コキアやコスモス、少しだけ残っていた夏の名残

そんな景色たちに出会えた素敵な一日でした。

季節の変わり目、どうか皆さんも体調に気をつけて、素敵な秋を迎えてくださいね。
来店の際、皆さんの「癒しの時間」や「趣味の話」なども、ぜひ聞かせていただけたら嬉しいです。

ではまた。

モノクローム撮影で見える、日常の新しい表情

〜連休初日、店内で楽しむ小さなカメラ旅〜

こんにちは。
昨日から連休が始まりましたが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

ここ、つくばでは朝から小雨が降ったり止んだりと、なんとも落ち着かないお天気。

青空の下でお出かけ!という気分にはなかなかなれない、そんな一日々です。

さて、連休とはいえ、私はお店を営業しているため、遠出はおあずけ。

でも、それならそれで「この空間で楽しめること」を見つけようと考えてみました。

今日のマイルール:「モノクローム × 無機物」

ふと思いついたのが、愛用のカメラを片手に、店内の“無機物”をモノクロで撮影してみること。
色のない世界の中で、いつもの空間がどんな風に見えるのか——それを確かめてみたくなったのです。

撮影に入る前に、自分なりにルールを決めました。

  • 撮影対象は「無機物」
  • カラーモードは「モノクローム」
  • お客様のいない時間帯を使って、静かに撮影

いざファインダーをのぞいてみると、これが想像以上に面白い体験でした。

色を失うことで、見えてくるもの

普段、何気なく見ている什器や棚、コーヒー器具や照明。
それらがモノクロになるだけで、まるで別の存在のように映るのです。
光と影のコントラスト、質感の違い、造形の美しさ——色があるときには意識しなかった“本来の表情”が際立ってきます。

特に、金属やガラス、陶器などの素材は、モノクロとの相性が抜群。
マットな表面や、ツヤのある反射が、光の加減で刻々と変化し、見ていて飽きません。

撮ることで「見えてくる」日常

今回、撮影しながら改めて感じたのは、「写真を撮ること」は「見ること」なんだということ。
毎日過ごしているこの場所も、視点を少し変えるだけで新鮮に映り、
小さな発見があるだけで、なんだか心が豊かになる気がしました。

たとえ遠くに出かけられなくても、
カメラがあれば、どこだって“旅”になる。
そんなふうに感じた、静かな連休初日でした。

さいごに

この連休中、もしおうち時間が長くなりそうな方がいれば、
ぜひ「モノクローム撮影」にチャレンジしてみてください。
スマホでも、モノクロフィルターを使えば十分楽しめますよ。

色のない世界にこそ、豊かな表情がある。
それを感じられるだけでも、素敵な時間になると思います。

それでは、また。

皆既月食と、深夜のひととき

みなさま、こんにちは。
まだ日中は蒸し暑い日が続いていますが、朝晩には少しずつ秋の気配を感じられるようになってきましたね。

風が少し涼しくなって、虫の声も変わり始めて、季節の移ろいを感じるこの頃です。

そんな中、久しぶりに深夜の撮影を楽しみました。

というのも、先日「皆既月食」が夜中の2時半ごろに見られるということで、ずっと気になっていたんです。
ただ、つくばに移住してからというもの、すっかり「早寝早起き」の生活リズムが身についてしまって、夜更かしが苦手になってしまいました。

夜中の2時半なんて、最近は起きていられないどころか、夢の中です(笑)。

とはいえ、このチャンスは見逃したくない…!
ということで、数日前から悩みに悩んだ末、思い切って「目覚まし作戦」を決行。

夜10時半ごろに就寝、目覚ましを2時ちょうどにセットして仮眠をとることに。

そして迎えた本番。
目覚ましで目を覚ますと、頭はぼーっとしつつも、ワクワクした気持ちでカメラを手に外へ。
真夜中の庭は思ったよりも涼しく、心地よい風が吹いていて、目も少しずつ冴えてきました。

静まり返った夜の空気の中、虫たちの鳴き声が響いていて、それがなんとも幻想的。

夏の終わりと秋の訪れを、肌と耳で感じるような時間でした。

実は、最近新しく手に入れたカメラで撮影を試みたのですが…
設定がうまくいかず、思うような写真は撮れませんでした。

少し悔しかったけれど、それ以上にこの静かな夜にシャッターを切る時間が、とても楽しくて。写真以上に、心に残る体験になりました。

すっかり満足して、撮影を終えたあとは、また眠気に負けて朝方の3時すぎに再び就寝。
こんなに夜ふかし(?)したのは、久しぶりです。

皆さんは、この夏どんな思い出ができましたか?
旅に出かけたり、美味しいものを食べたり、何か新しいことに挑戦した方もいらっしゃるかもしれませんね。

季節はもうすぐ秋。
自然の変化を感じながら、また新しい楽しみを見つけていきたいと思います。

それでは、また。